おはようございます。
10月4日、今日は " イワシの日 " です。
最近、イワシは高級魚になってしまって、なかなか食卓に並ぶことはありませんね。
昨日、スーパーの食品売り場で、鯖のぬか漬けと鰯のぬか漬けが売っていました。
福井ではポピュラーな発酵食品で、魚をぬか漬けにします。
特に、鯖と鰯は昔からメジャーな保存食として庶民の食卓に並んでいました。
最近では、 " へしこ " と言った方がわかりやすいんですかね。
地方では、 " こんか鯖 " とか、 " こんか鰯 " とかいいます。
こんかとは、米ぬかのことです。
有名ブランドのへしこなんて、今では福井の名産品としてかなりの高値で販売されています。
僕ら庶民の食卓には、へしこが並ぶことはあまりなくて、ほぼほぼ、こんか鰯です。
鯖よりかなり安くて、身が細いから塩辛いので、ご飯がかなり進むんですね。
でも、昨日の食品売り場では、鯖も鰯もほとんど変わらない価格で売られていました。
今に逆転する日も来るのでしょうか・・・。
と、鰯の話はこれくらいにして、今日はちょっとコーヒーの話を・・・。
10月1日は " コーヒーの日 " でした。
コーヒー増販期に入る、景気付けの日と言われています。
そろそろアイスコーヒーのオーダーも少なくなり、当店でもアイスコーヒーの豆売りは終了いたしました。
太平洋側や九州四国では、冬でもアイスコーヒーはあるようですね。
福井のような日本海側では、ほとんどのコーヒー屋さんからアイスコーヒーは姿を消します。
僕のお店では、普通のホット用の豆で、アイスコーヒーを1年通して楽しんでいただこうとは思っているのですが、アイスコーヒー専用のアイスコーヒーブレンドは夏限定とさせていただいています。
さてさて、本題に・・・。ホットコーヒーの時期になるとご自宅でドリップされるお客様がどんどん増えて来ます。
最近では、ドリップバッグという、カップにひっかけてお湯を注ぐだけという便利ものが登場して、またそのクォリティーもかなりのもので、コーヒー好きのお客様にも十分に満足していただける商品に仕上がっています。
とはいえ、やっぱり豆を挽いて、ペーパードリップやネルドリッブ。エアロプレスやフレンチプレスといった抽出器具を使って淹れるコーヒーにかなうわけではありません。
ご自宅でコーヒーを淹れるために必要なもの・・・ドリッパーにコーヒーサーバー。濾紙も必要ですね。あっ忘れちゃいけないのがコーヒー豆。
前回、コーヒー豆の粒度 (挽き目) について話しましたが、豆を挽くためのコーヒーミル (グラインダー) 。
そして、コーヒーを抽出する上で、これの重要性が、かなりのウエイトを占めるものがあるんです。
それが、ドリップポット。結構な価格になりますが、お湯を沸かすやかんや、湯沸かしポットでは不可能な、かなり細い注ぎ方が可能になります。
僕たちコーヒー屋さんからポットを取り上げたら、今の現状の味を維持することは不可能に近いと言っても過言ではありませんし、効率もかなり悪くなります。
ペーパードリップは単純に下の穴から出て来るだけではなく、それなりの理論があってペーパーの側面からコーヒーパウダーの層を通って、ドリッパーのリブ (内側についた溝) を通って、下の穴からサーバーに落下します。
おいしく淹れるためには、この層の厚さがかなり重要になりますし、時間の調整にもお湯の細さの調節は重要になります。
最近では、ドリッパーにお湯を注いでかき混ぜるような淹れ方も登場して来ました。
もちろんそれにもいろんな条件を兼ね合わせた理論が組み合わさっています。
結果には理論があり、理論が成り立てば思った結果になる。
むやみやたらに注いで落ちてくればいいなんてことはないんですね。
コーヒーに限ったことではなく、なんでもウンチクをバカにしたもんじゃないのも確かかもしれません。
秋の夜長、ちょっとディープなコーヒーの世界にハマってみるのも面白いと思いますよ。
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